――……。


……。


そして、日曜日。

みんなで出掛けるのが決まった日から、私は優ちゃんに教わって化粧をするようになった。


クラスメートの反応もよかったし、何より化粧するのが楽しかった。


「よしっ…これでいいかな」


お化粧を済ませて、服は柄物チュニックに白のパンツ、クリーム色のカーディガンを羽織った格好で家を出た。




ショーウインドーに映った自分の姿に「ちょっと可愛いかも?」なんて思ったりもしたけれど…。




「うわ…」


…待ち合わせ場所に居た「四聖獣」のオーラに、さっそく尻込みしてしまう。


そこに居たのは、まさに「別世界の人たち」だ。