Sideあずき









・・・はぁ。



お弁当を広げたまま溜息を吐く私。



中々、箸を動かさない私をアユが覗く。



「なぁにのろのろしてんのよ。さっさと食べて愛しのセンパイの所に行かなきゃでしょ?」



人事だと思ってニヤニヤしているアユを睨む。




「で?昨日はしたの?しなかったの?」

「・・・するわけないでしょっ!!」



「なぁんでよぅ。すればよかったのに。ただでさせてくれんだからさ。」





「ただでさせてくれるとか・・・なんか考え方が男くさいよ、アユちゃん・・・」