「はぁ!?炎龍の情報が漏洩したぁ!?」


「ちょっ……しーっ!!瑞華声大きすぎだよ!!」


「あ…、ごめんごめん。」


だって衝撃的だったんだもん!!


「おい太陽……、部外者に何教えてんだよ。」


「は…はは……。ごめん龍……。」


さっきのあたしの叫びのせいで教室中の視線を浴びる中、ただ1つ、太陽の乾いた笑いしか聞こえない。


龍の迫力に負けた太陽は、教室の隅で縮こまっていた。


そんなに強かったかな……今の龍の殺気。


あんなのみんな余裕じゃなかった?


(瑞華だけだよ!!by作者)