ケータイ小説 野いちご

続 青薔薇姫

第1章
信じられない




~龍side~


……何なんだアイツは。


ただでさえ朝に弱くて不機嫌なのに、あのクソアマのせいでさらに不機嫌になった。


バンッ


屋上のドアを乱暴に蹴り破る。


すでに脆くなっていたドアはすぐに吹っ飛んだ。


「おい龍!!」


「待てって!!」


後ろから太陽と航太が追いかけてくる。


「……俺を追いかけてどうするんだ?」


「「は?」」


「哀れみか?同情でもしてるのか?」


「「そんなわけじゃ…。」」


「……お前らだって影でそう思ってんだろ。」


「「……っ…違う!!」」


「……もういい。帰ってくれ。」


「「なんでだよ…!!」」


「帰れ!!」


「「……っ…。」」


俺が叫ぶと、太陽と航太は屋上から出ていった。





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