ケータイ小説 野いちご

美しいモノを撮りましょう

撮るモノ・撮られるモノ

週明け、ナツキは上機嫌で登校した。

「おっはよー、みんな!」

元気に部室の扉を開けたが、しかし部員達は慌てた様子でナツキに駆け寄った。

「ナツキ、大変! タカシナ先生が警察に行ったこと聞いた?」

「えっ…?」

「あっ、でも自首とかじゃないんだよ? けどあの例の殺人事件に関わっていたんだって」

「例のって…あの写真の?」

「そう。実はあの写真、タカシナ先生が投稿したんじゃないかって…」

「なっ、ウソだよ! そんなの!」

ナツキはカバンを落とし、叫んだ。

「うっうん。そこは分かんないけど、殺された人とタカシナ先生、知り合いだったんだって。それで警察に事件のことを話に行ったって…」

「えっ? 関係者? ウソ…」

ナツキは自分の目の前が真っ暗になるのを感じた。

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