夏。


私は自分の専門種目を変えた。


短距離から、走り高跳びへ。



きっかけは、大会で高跳びの選手が跳ぶところを見たり、学校で先輩が跳んでいる様子を見て颯爽と跳ぶ姿に憧れたから。


小学校でやったことのあるはさみ跳びじゃなくて、プロの選手がやってる背面跳び。


リズムよく助走して、きれいなフォームで軽々と跳ぶ姿はとてもかっこよくて。


私もやってみたい!
できるようになりたい!
…って思って、これから高跳びに挑戦していくことを決めた。


この時も、決めたら即挑戦。即実行。


でも、女子の人数が少ないことや、メンバーの中でのタイムの問題もあって、時々短距離やリレーにも出場していた。



高跳びは思っていたよりもずっと難しくて、なかなか背面跳びに慣れなかった。




種目を変えて、大きく変わったこと。


それは…


ケガ。