「わ~い☆」


「由依、本当に楽しそうだね」


「うん!!

海、大好き!!☆」


夏。

夏といえば海。

海といえば……スイカ割り?


というわけで、スイカ割り大会を開催中。



「ルールはどうする?」


前に海に来たときにひどい目あった遥が警戒して紫水に問う。


「う~ん、そうだね、普通にやってもきっと面白くないだろうし……日本刀でとか?」


「いやっ☆」

「やめろっ」

『やめて!!』

「ない」


紫水の危ない案を皆が拒否する。


「残念」


せっかく面白そうだったのにと呟く紫水。


いや、刃物使うとか絶対危ないから!!

普通でいいの、普通で。