俺より数十センチは小さい彼女を見下ろす。


彼女は、目をぱちくりしながら俺を見上げて


「え、い…行ってくれるの?」


と、驚いてる様子。


彼女…篠崎 里穂子は、俺の彼女。


多分、明日で半年だったと思う。


里穂子は、それを知ってか知らずか
……いわゆる、デートに誘ってきた。