ケータイ小説 野いちご

いちご塾課題作品集

三月第一週・こぶ吉教室課題
エリエリレマサバクタニ(08.03.09修正版)

朝の光は、夜のみにくさを、澄んだ粒子でひとつぶひとつぶ消し去っていく。


ぷちり

ぷちり、ぷちり、ぷちり



闇の膿みがつぶれていく様子が、見える。

いや、見えるような気がするだけだ。



カーテンの隙間から、明かりがもれてくる。

光の中に目をこらすと、ほこりがたゆたっていて、力ないわたしのため息が口からこぼれると、その勢いに押されて彼らは、わたしの目の前から消えてしまった。


(ほこりさえも、自分をおいていくのか)

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