「お母さんは、まだ帰って来てないのかぁ」


学校から帰宅すると、家の明かりは付いてなかった。



お父さんが亡くなって一年、お母さんも仕事を始めたため、


誰もいない家に帰る事も増えてきた。



とりあえず荷物を置くために、部屋に直行。



あれ?


あたしの部屋から明かりが漏れている。



誰かいるの?



泥棒…っなんてわけないか。



恐る恐るドアを開くと…



あたしのベッドで、誰かが眠っていた。