ケータイ小説 野いちご

初恋タイムスリップ(成海side)

★成海side



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----------2年後(中学2年)----------







「成海くん…ねぇ!

成海くん聞いてる?」


あ・・・。聞いてなかった。



いつも休み時間に、俺の周りに女子3人が囲む。


中2になっていつもこれだ。

「ごめん。なんだっけ?」



「も~~~」

そう言って3人の女子の中でも

一番俺の苦手なタイプの前野が、俺の肩をバシっとたたいた。


マジで痛え。

朝から、何なんだよ。

「だからぁ、

友達からだんだんと恋愛に発展するのと、

一目惚れからの恋愛と。

成海くんはどっちがアリだと思う?」

前野が俺を見下ろした。

……なんか…怖っ

「私は友達からだな〜」


あっそう。

全く興味ないし、
全く俺には関係ない話だ。



「前野って成海が好きなんだろ?」



陸部仲間で親友の、藤沢篤志(ふじさわあつし)が

俺の隣の席に座って、からかうようにそう言った。


「えっ!」と、前野が自分の両頬を抑えた。



「そういうのは、男子から言ってほしいの!


だから私からは言わない」

そういって前野は俺をじっと見つめてきた。



なっ、なんだこいつ。

何言ってんだ???

冗談じゃねーよ。

俺、女に興味ねーし。


いや、男に興味があるとかそういうことじゃなくて、


彼女とか、付き合うとか、そんなの

本気で、興味ないんだ。



それに、そんな事に頭使うなら、



俺、勉強して、絶対に


K高校に入りたいし……






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