うちの靴箱にはやっぱり、
『死ねよ』 『ks』『きもい、うざい』

の悪口が書いてある紙が貼ってあった。

私はくしゃくしゃに丸めてその場に捨てた。


トントントンッ

階段を上る足は鉄の塊がついてるんじゃないかというほど重く感じた。


ドンッ

「きゃっ」
誰かに足をかけられて、おもいっきり私はスッ転んだ。

目の前にいたのは

いつもの4人。
でも華澄は居なかった。
この時は来なかった理由をしるよしもしなかった。
そう、このあと待ってる地獄とも知らずに…。

そして端の方で形をまるめながら見ている

花梨

そして華澄に金魚の糞のようにくっついて歩いてる


紗理奈

穂香

柚香



もうあの輪に花梨が入ってるのは見慣れた。

「ね、華澄がどうして、あんたの事苛めてるか知ってる?」

「え……?」

「教えてあげよっか?」
そう、穂香が言った。

返事もしてないのに無理矢理連れてこられた場所は

"薄暗い体育倉庫"