「ん。」

「わぁい、翔ぅありがとぉ♪」

ゲーセンのアイスの自販機で、
歩乃香の好きなレモンシャーベットを買い手渡した。

歩乃香はそれを、
ニコニコしながら嬉しそうに食っていた。

左腕には、
さっきの不細工な人形がしっかりと抱かれている。