ケータイ小説 野いちご

ヤクザを愛したヤクザ



「俺、如月悠稀。高3!そっちは?」

『片桐夜嘉です。高校は行ってないけど18歳』

如月悠稀…。どこかで聞いたことある気がする。気のせいだよね。

「同い年じゃん。夜嘉って呼ぶから悠稀って呼んで。後敬語なしね」

『はっはい!じゃなくてうん!』

「よくできました~」

悠稀が意地悪く笑って私の頭を撫でた。
ああ、やっぱりか。

「じゃあ、俺行くとこあるからじゃあな」

『わっ私!!たまにここ来るから。その…』

「俺も来るよ。夜嘉に会いに毎日来るかも!!またな」

かぁぁぁぁぁ////

冗談で言ったってわかってるのに顔が真っ赤になってしまう。



私、悠稀が好き。

悠稀の背中を見送りながらそう思った。



一瞬で恋に落ちた。
でもこの時はまだ愛を知らない。



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