ケータイ小説 野いちご

ヤクザを愛したヤクザ

時間
痛み



任務を宣告されてどれくらい時間が経った?もう葉が赤やオレンジに色づき始めてる。

締め付けられたように苦しい思いをどうする事も出来ず時間が過ぎて行く。それでもいろんな任務を遂行していった。苦しい思いから逃れるように。

そんな時、私は怪我をした。

「夜嘉、傷まだ痛むか?」

『少し痛みますね』

そう言って少し笑った。

数日前―――

――ガシャァァン

「裏だ!!絶対逃がすな」

「そっち行ったぞ!!」

「なめたまねしやがって!!」

どこかの組の人間が龍崎組の本家を襲ってきた。といっても窓に石を投げて威嚇する程度。その時に割れたガラスの破片が、

『いっ…!!!』

左腕から大量の血が垂れてきた。多分これ結構深く刺さってる。
痛い…。裂けるような痛みが左腕を襲う。裂けるようなじゃなくて裂けてんだった。

「おいっ夜嘉大丈夫か!?どうしたその傷!!」

『ガラスの破片が…刺さって…』

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