ケータイ小説 野いちご

ヤクザを愛したヤクザ

時間
重なった思い



癇に障るような蝉の声がほぼ一日中響き渡る。

『暑い…』

今は夏。私は暑いのが苦手で嫌い。

「夜嘉は昔から暑いのが苦手だったよな」

『はい。仁也さんは暑いの苦手じゃないんですか?』

「俺は別に暑いのも寒いのもどうともないぞ」

『仁也さんってほんとすごいですよねぇ…』

こんな暑いのに平気な顔してる仁也さんはすごいと思う。やっぱ私とは体の作りが違うのかな。

「そういえば時間大丈夫なのか?」

『あっ!もう行かないと;;仁也さんこれで失礼します!!』

「おう。楽しめよ」

『はい。ありがとうございます』

私は急いで部屋に戻り身支度を済ませ家を出た。

18:15、よかった。間に合う。



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