アジアの十字路である…



シンガポールの大型ショッピングモールを始め…数々の大きな事業が成功。



会社は大きく飛躍。



良き伴侶、子宝に恵まれて、俺は人が羨む最高の幸福を手に入れていた。



でも、どこか空虚な自分が居た。


全てに恵まれてるはずなのに、満たされてないモノがあった。



それは多分、留奈のコトだ…


俺は妻の留奈を寝顔は天使だけど…起きてる時は小憎らしい二人の子供に奪われた。


子供が産まれた時から覚悟はしていたけど、こんなにも子供たちに留奈を独占されるなんて想定外。


俺だけのモノじゃあないのが、最近、すげぇ不満。