成瀬 夏月。18


「お嬢!!また男っすか。」


「私だって彼氏くらい
居るんだよ。だからお願いパパになんとか言っといて。」



「夏月~私からも言っとくから安心して♪」



「ママありがとう♪」



ったく…。
パパは過保護すぎるんだっつの。


ママはよくわかってる。



パパに見つからないように家を出て…


風君の家にいく。




私の家は、普通じゃない…
パパはヤクザの組長で…
私はお嬢なわけで。

沢山の組員たちに囲まれて育った。


実際、私には3人の
ガードがついてる。


彼氏なんて紹介しようもんなら、パパ殴りそうだし…


風くんと付き合ってることは、パパにはないしょ。



風くんは、同じ学校。


小田 風雅。


学力No.1の王子様系。

あのバカ日向とは大違い!


だから…私がお嬢って言うことはないしょ。


言えなくて悩みだったりする…




ま、私夏月は、
王子様とラブラブな毎日を過ごしております。