「悪い、オレ部活は出る。だから兎はマネージャーとかと一緒に部活見ててくんねぇ?」


今日から一週間は蒼空と帰る。


蒼空は部活をやっていて、先輩のようにすぐ帰れない。

私は何も所属してないし、先輩はよく色んな部活で助っ人を頼まれるらしいから何かの部活には入らないらしい。


蒼空はサッカー部。

小学校の頃からずっとやってるらしく、サッカーの強いこの高校で学びたいが為にわざわざランクを下げて入学したらしい。


だから蒼空は頭が良い。

私に少しその頭脳を分けて欲しいよ。




「いや、私は教室で待ってるよ?」


教室から蒼空の姿見てよ。

マネージャーさんと知り合いじゃないし…それに、たしかサッカー部のマネージャーさんはめちゃめちゃ怖いという噂を聞きましたんで。




「そうか?でも、つまんなくねぇか?」


いつもと違って凄い心配してくる蒼空。

こんなに優しかったっけ……?



「うん、大丈夫!!練習頑張って?」


そう言うと蒼空は「終わったらすぐ教室行く。」と行って部室に向かった。



さぁー、気長に待ちますか。