あの幻想的な夜からもう数週間過ぎた。

相変わらず私たちは毎日を過ごしている。

そして今日は土方さんと沖田さんと数名の隊士と一緒に昼の巡察。

昼ということもあり人通りが多かった。

「土方さん、あそこに女の子が浪士に・・・」

「いってくる。」

私が声をかけると土方さんが一人で歩いていく。

そしてあっという間に浪士を蹴散らす。

女の子が一生懸命お礼を言っているのが見えた。

こちらに土方さんが帰ってくる。

「大丈夫でしたか?」

「ああ。さあ巡回をつづけよう。」

私は知らなかった。

この後私の心を乱すことが起こるなんて・・・・