「え?」
思いもよらなかった質問に驚いてしまう。
「だから、お前は本当に幸せなのかってきいてんだよ。」
「幸せ…?」
「幸せ。」
「わかんない、よ…」
「じゃあどうしてそいつといっしょにいるんだよ?!」
「あのね、待って海斗…翔のことは嫌いじゃない。むしろ好きなの。でも…」
「でも?」
「好きになればなるほど、あたしなんか好きじゃないのにって。翔の隣りにあたしなんかがいていいのかって。不安になる…」
「はぁ…」
そこまで言うと、海斗は大きなため息をついた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…