「おい…お前重いっつーの。」

「え?」

目覚めて一番に聞いたそんな声。

うーんと…

あっ、そうだった。昨日は翔が抱きしめてくれて…

「翔っ!?」

いきなり思いだして起き上がる。


「いってえよ。お前グウグウ寝ててこのまま一生起きないんじゃないかと思ったし。」

「あ、あたしそんなに寝てた!?ゴメン…」

「このまま起きないなら襲っちまおうかと思った」

「昨日は襲わないっていったのにっ!」

「嘘だよ。半分本気だけど。今日は映画でも見に行く?」

「い、行く!」