あたしは晶の言葉で変わり始めた。


あたしのことをまだ思ってくれる人がいる。



その人の思いを無駄にしちゃいけない…




「あ…」


薬指にすっかり居なれた指輪も…


「さよなら…」



元あった箱に戻して封じた。




捨てることはできなかった。



どうしても…