すっかり、日が沈んだ帰り道


いつもの駅から家へ帰る通いなれた道





でも、今までと少しだけ違う景色に見えるのは、



並んで歩く2人の距離がいつもより近いから?


2人の手と手がしっかり絡み合っているから?










「ねぇ、流瑠」


「ん?」


「もう離れないからね」


「なぁ、桜」


「うん?」


「もう離さねぇから」









「「望むところです!」」






見合わせる笑顔は私の宝物。