♪～～♪～～♪～
「あ！レイラから電話きた。」
「そろそろ合流すっか。」
「そうだね。」
ピッ
「レイラ～？今、どこ？今からそっち…」
『なるみん！あらたんが……あらたんが…』
「どうしたの！？レイラ？」
『あらたんが……子ど…も助け……ようとして…池に…落ちて…』
「嘘…だって新……泳げな…い」
『とにかく！今すぐ…入口に行って…救急車…来てるから。』
ツーーツーーツー
「そん…な…新が……新が死んじゃ…いやぁぁぁぁぁあ」
「ちょっ…楓宇！？どうしたんだよ…しっかりしろ！」
「……行かなきゃ…新のとこに行かなきゃ……」
あたしは、走った。
新がいなくなったら…
あたしはどうしたらいいの？
新のいない人生なんて考えられない…
新ぁ～
死なないで？
あたしを１人にしないでよぉ～
