ケータイ小説 野いちご

それから。〜不機嫌な先輩と不器用恋愛〜

不機嫌なセンパイ




『今度紹介しなさいよ、ひなのカレシ』


『それと、カケル先輩もね』


『カケル先輩、彼女とかいるのかなぁ』


あやめちゃんの言葉が、頭をもたげていた。


紹介、かぁ。


そういうこと、根岸先輩に言いづらいなぁ。


いっつも不機嫌だけど、さらに不機嫌になりそうで怖い。


絶対にらまれる。


蛇みたいににらまれる。


ああ、気が重い。


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