「大輝~!」



大輝は、相変わらず、
返事もせずに雑誌を読んでいる。



「ねぇ、大輝ってば~!」


「・・・甘ったるい声出してんじゃねぇよ。」


そう言って軽くわたしを睨む。



「やっとこっち向いてくれた☆」



大輝に睨まれるなんて、日常茶飯事だもん。

怖くないよーだ!



そんなことより、大輝のカッコイイ顔が見れたことの方が重要。


もう、大輝かっこよすぎ!



「大輝、大好き~。」



わたしは大輝の腕にしがみつく。





「暑い・・・・。」



ぐいぐいとわたしを押してくる。



負けないもん!!




頑張ってぎゅうってしてたら、大輝が押すのをやめた。




・・・・あきらめた?