(一)
詰襟学生服に学生帽。その上、黒マントを羽織りし少年の姿は見る人により、時代に置いてけぼりされたかと思う人と、きゃーコスプレ萌えと思う人とで分かれることだろう。
少年らしくあどけない容姿を持つからこそ似合う正装。少年曰く、この格好が“馴染む”ときた。
何が馴染むのか、はたまた趣味なのかは少年本人にしか知り得ないこと。
初見ならば珍しいなと思えど、二度目になるとやっぱこれだねーとチョコがいっぱい入っているお菓子並みに、少年はこの格好でなければ味気ないと思えてしまうほどになる。
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