ケータイ小説 野いちご

∮ファースト・ラブ∮

∮***はじめての×××






「お母さん!!

あたしに料理を教えてください!!」


それは一家団欒(いっかだんらん)の夕食タイム。






あたしは意を決して椅子からガタリと腰を上げた。




「何をいきなり言い出すんだ?」


お父さんは眉根を寄せてあたしをマジマジと見つめてくる。


お父さんには関係ないよ!!

これは、女同士の話なんだから!!



あたしは料理を教えてくれるよう、お母さんを見つめた。


「いいよ?

ふふ。

手鞠(てまり)も、やっと目覚めたんだね」


お母さんはにっこり笑ってうなずいてくれた。





麻生(あそう)先輩に何か美味しいものをつくってあげたいって思っていること、

きっとお母さんにはバレているだろう。




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