ケータイ小説 野いちご

∮ファースト・ラブ∮

∮***プロローグ**純真


∮***

Side:
    .+*華原 手鞠*+.
   .+*Temari Kahara*+.










それは、あたしの命に関わることからはじまった恋だった。


一目惚(ひとめぼ)れだった。




この想いは優しくて……だけど、苦しい感情(もの)。




全部が交じり合って、あたしの胸をぎゅっと締めつけた。




あたしの……生まれてはじめての、最後の恋。

決して届かない感情……。




それでもいい。





あなたの中に、あたしがいたという事実があれば、

それで………………いいんだ。





たとえ、一ヶ月の命だったとしても…………。





あなたに与えてもらった命を…………あなたに返すだけだから…………。


あなたはあたしを助けたことなんて忘れているね。


だって、あたしを助けるのに一生懸命だったもんね。

それに、その時のあたしは違う姿をしていたもんね。



久遠先輩…………。





2年前、あなたに助けてもらってから、あたしはあなたをずっと…………。











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