歓迎会を終え、土方は部屋で資料の整理をしていた。

山「副長。」

土「山崎か…、入れ。」

シュッ。

土方の声と共に山崎は天井から土方の後ろに姿を現した。

山「宮ノ下優の件ですが…。」

ぴくっ。

土方は資料を目を通すのを辞め、山崎の方を振り向いた。

山「先ほど沖田隊長と二人で屋根の上で話しをしてまして…。」

土「屋根って…。あいつら何やってんだ、たくっ。」

土方は呆れた。

山「その際に未来の話しや宮ノ下の夫の話しをしておりました…。」

土「そうか…。未来から来たのは本当だったか…。」

山「……。」

土「どうした?」

山「…宮ノ下の夫なんですが、半年前に事故に合い亡くなったそうです。」

土「!?やはりそうか…。」

山「副長は気付いてたんですか?」

土「…まぁな。そうじゃねぇかと思ってた。」

あいつは夫の話しが出た時だけ表情を曇らしていたからな。