時は2012年のある夜。



目の前には今回のターゲットの男。

何でも、浮気を幾度となく繰り返し、妻が依頼してきたようだ。

……馬鹿な男。


ザーザー

……雨か。


「お…お前誰だ!?」

『……』


じりじりと男の所に歩み寄る。

「な…何なんだよ!!」


ピカッ

雷で私の銀髪と銀色の目、そして私の愛用する日本刀・星月<セイツキ>が映し出される。


「え…?う…うわあぁぁぁ!!」


それを見て逃げ出そうとする男。


……逃がす訳ないじゃない。