「浅倉が好きだ」

「え?」

「俺は浅倉沙那さんが好きです」

「…哀川くん」

「俺と付き合って」

いきなり過ぎる哀川くんの告白に、頭が真っ白。

何も考えられなくて、何も言葉が浮かんでこない。

ただ分かるのは、哀川くんの真っ直ぐな目と温かい温もり。

そして激しすぎる胸の高鳴りだった。