神「雪は元気でやっとるかのう…」


死神はあの後の事を思い出していた





勝負は鬼咬兇が沈み、雪が勝った



――――――――――――



どくどくと鬼咬兇の傷からは血が流れている


雪は荒い呼吸をしているが、かろうじて無事な様だ


刀の血を払うと鞘に納め、“お疲れさん”と刀の柄を撫でながら呟いた


死神は雪に駆け寄った

雪は死神の頭を撫でると、倒れている鬼咬兇に近寄った


雪「オイ、お前人間だろ」


雪の質問に時神は目を見開き、死神は首を傾げた


神「雪、何を言っておる?」


雪「……時神、お前は知ってるだろ?」


雪は時神に視線を移す


時「………」


鬼「…あぁ、そうだ」


時神が黙り混んでいると鬼咬兇が話出した


雪「やはりそうか」


神「こ、こいつ喋れたのか… 」