近「今日は宴だァァ!!皆思う存分楽しもう!!無礼講だァァ!!」


「「「「おぉぉぉぉおお!!!」」」」



この日、新撰組屯所は夕方の時間帯から騒がしく盛り上がっていた。



土「雪、お前は酒飲むなよ」


雪「フン、日が出てる内から飲んだくれる下世話な奴と一緒にするな。嫌気がする。」


雪はそう言って酒を浴びる様に飲み、既に全快な原田を横目で見る

その目には呆れと軽蔑の色が見える


沖「まぁまぁ、今日は無礼講なんですから。」


沖田は肘を土方の頭に乗せる


土「総司てめぇ、どけろ」


沖「それより雪、甘味食べません?」


土「どけろって言ってんだろうがァァァァアア!!」


土方は沖田を振り払い、殴りかかった

けれど、沖田はそれをヒョイと避けるとストンと雪の前に座った


沖「近藤さんから貰ったんです。お饅頭に団子、羊羮までありますよ!!」


雪「用意周到なこった。みたらし団子貰うぞ」


土「二人係りで無視すんなァァァァアア!!」


土方は青筋を浮かべて怒鳴る

しかもいつもより音量がデカイ。
土方はこの数年で成長したようだ。