土方は何時もの如く、書類に筆を走らせている



土「………雪、茶」


土方は書類を書き終わり筆を置くと、皐月(刀)の手入れをしている雪に言った



雪「詳しく丁寧に言えハゲ」


雪は即答する



土「ハゲてねぇよ。……茶ァ持って来い」


雪「えー、ヤダ」


土「ぶった斬るぞ」


雪「返り討ちにしてやる」


土「そんな刀じゃ出来ねぇだろ」



土方は雪の手元にある刀に視線を移す


皐月は鬼咬兇との戦いで刃こぼれやひびがあった


雪「……修理出すか…。」


雪はそう言うと刀をしまった


そして刀を置くと立ち上がり、襖に手を掛ける


土「おい、何処行くんだ?」


雪は顔だけ振り返った


雪「……茶が欲しいんだろ?」


そう言うとお茶をいれに歩いて行った