文也が初めて来た日から、1週間


あれから俺達は、週1で勉強会を開くことになった


今日が2回目


文也はついさっき来たところで、勉強を教えてくれてる


俺は教えてもらえるし、文也は説明が上手いからいいんだけど…


リオの機嫌が、悪くなる一方


文也もこの前、近すぎると言われたからそこまで近づいて来ないけど


リオの目が怖い


文也と話してる時、表のときでも目だけは笑ってない


何にそんな不満なんだよ…


リオがヤキモチ焼いてくれるのは嬉しいけど、ここまでなるか?


「レオ、この方程式は…」


ピロロロ、ピロロロ


「あ、ごめん電話だ」


文也が携帯を持って、リビングから出て行った