ケータイ小説 野いちご

【完】続・王様は溺愛中。

King.Chapter..#1
◇王様のお兄様




「…サービスする時の約束教えたわよねェ??一礼は三十度。美桜ちゃんのは四十五度になってるわよ」

「はい、すみません…」

「でもお冷やの淹れ方は綺麗だわぁん。グラスは小指からテーブルにつけるように。ちゃんと守れてるじゃないのん」

「ありがとうございます…」



ミスズさんのスパルタすぎる接客マナー講座は、ろくに休む間も無く陽が落ちるまで続いた。


注文を受けたらお客様の言ったとおりに復唱し、お店の隠語や略語は使わないこと。

“此方お下げして宜しいでしょうか”は間違った日本語であり、“此方お下げします”が正しい日本語であること。


スパルタだけどすごくためになるし

何より言われたことが出来るようになった時がすごく嬉しいんだ。


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