ケータイ小説 野いちご

【完】続・王様は溺愛中。

King.Chapter..#1
◇王様との日々




「そういえばさっき、浅雛が美桜に生徒会室に来るようにって言ってたよ」

「……え」

「ちなみに目は笑ってなかったね」

「食べ終わったら行きます…」



香菜ちゃんが作ったパエリアというものを食べさせてもらっていた昼休み、彼女は思い出したようにそう言った。

…あたしは何とも言えないまま俯く。



「いつも言われたら素直に行くのに。何があったわけ??」

「…サボると授業が分からなくなるんです」

「あはっ。浅雛ってば深刻な事実に負けたな」



天瀬美桜、高校二年生。

郁との関係も落ち着いて、気付けばカレンダーは七月になってました。


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