ケータイ小説 野いちご

略奪マーメイド。

ダイヤモンド

 わたし、キミのことが好きでした。

 友達でもよかったんです。

 そばに、いられれば。


 キミに好きな人ができたの、すぐわかりました。

 綺麗な人でした。

 綺麗なだけじゃない、話し声も笑い声も魅力的な人でした。

 まるでお姫様みたい。

 だから、キミが好きになるのもきっと当然で。

 地味で、平凡なわたしなんかとは比べるのも失礼。

 よかったんです。

 それでも、キミのそばにいられるのなら。

 一秒ごとに、なぜだか胸がきりきりと痛みましたが、それでも笑っていられたんです。

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