三日後、 「ゆな!!」 愛未と話していると、教室の入口の方から私を呼ぶ声がした。 「………優。」 「ゆな、ちょっと来て…。」 「………………。」 「ゆな?」 ガタッ 優の声に反射的に席を立つ。 「ごめん、ちょっと購買行って来るね。」 愛未に向けて言ったその言葉は 思った以上に、上擦った声になってしまった。 愛未はそんな私を見て、心配そうに顔を歪ませた。