開いた先にいたのは。



真面目な子なんかじゃなく、むしろ不真面目っぽいこげ茶髪の人だった。



しかも、見たところ、熟睡中。



おまけに、そこって…



「あたしの席じゃん…」



そいつは、紛れもなく、あたしの席で寝ていた。