本部で過去のデータベースを調べながら、ルーシーは考えこんでいた。

（最近の悪魔の出現率が高すぎる……一体、何が起きている…？）


学校の帰り道、薫の携帯にメールが届いた。

「進級試験のご案内」


遂にきた。

待ちに待っていた。

これに合格すればパラディンの称号に一歩近づく。


薫は息をまいた。