目が覚めるとそこには白い天井があった。 『智咲!目が覚めた?』 わたしの名前を呼ぶのは、きみの声じゃない。 久しぶりに聞く声。 『ママ…?』 ほっと安心したような顔をママはした。 『ここは…?』 『病院よ』 わたしは、はっとした。 『ゆっ、ユウくんはっ!?』