帰り道、由佳里に斉藤の用事は何だったの、と聞かれてすっぽかした事を思いだした。


行っていないと言えば、廊下での出来事を話さなくてはいけなくなる。


由佳里には余計な心配をかけたくない。


適当に誤魔化して、それより家に遊びに来ないかと誘った。


由佳里は笑顔で行く、と言ってくれた。





・・・良かった。

斉藤の所には明日朝早くに行ってみよう。