〔柚衣side〕 泊まっていきなよって そんな真っ直ぐ見られて断れるわけなくて…。 あたしはお姉ちゃんに電話した。 「お姉ちゃん??」 『何??お泊まりになっちゃった??』 「う…うん」 『了解した。お母さん、夜勤みたいだから言っとく』 「ありがと」 『彼氏さんに避妊はよろしくって伝えといてね』 「い…言えるわけないじゃん!!」 顔がすごく熱い。 チラッと郁斗を見ると、 そんなあたしが可笑しいのか笑いを堪えてる。