~序~


私が彼と出会ったのは偶然だった。


でも、この想いを抱くのは……必然だったのかも知れない。



だって、あの人は人の心を捕らえる魔物だから……。




私のようなハンターでも、その美しさには敵わない……。



捕らえられる。



――朔夜。



貴方のその、アイスブルーの瞳に――。