それからの彼は、大変だった。
一日中、ボーッとしているかと思えば、急に癇癪を起こして、泣き叫ぶ。

裕也くんは、毎日のように彼を訪ねては、世間話をしてくれる。

私の話には一切触れない。

舞子は、毎日私の家へ来て、仏壇に手を合わせて、宏介や学校のことを、教えてくれる。

毎日見てるから、報告要らないんだけど(笑)

今回の事件をきっかけに、裕也くんと舞子の交流も深まっていった。

二人は、メールのやり取りをしながら、宏介について話し合っているらしい。

雰囲気はなかなかいい感じで、お似合いだ。

私たちって、キューピッド?

なんてのんきなことをいってる場合じゃないや。

宏介は、ご飯も食べられず、やつれきっていた。

宏介のお母さんも、息子を心配するあまり、少し痩せたみたいだ。

うちの両親もやつれきっている。

うぅ〜…、ますます申し訳ない。