あれから何日か過ぎた
ある土曜日


あたしは駅前の時計台の下にいた



なぜなら…



「まりちゃーん!!」


今日は小春と待ち合わせしているからだ


「お待たせ!
行こっか!」


初めて話したあの日から
小春はずっとあたしに付きまとってきていた


どんなに冷たい言葉を言っても凹まない彼女に

いつの間にか心を許してしまっていたあたし


そんな訳で普段無口なあたしだけど

彼女の前ではちゃんと言葉を返している



「じゃあ、まず買い物行こう」

「ん。」


丁度3時頃に待ち合わせをしたあたしたちは

太陽が真上で見守る中
近くにあるショッピングモールに向かう