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「ん……ちょっとヤダ、
ダメだってば、柊弥――!」



パジャマの下からスルッと
潜り込んできた手を避けて、
あたしは身をよじった。



「こんなことしてる場合
じゃないでしょ。

もう……起きないと……」



あたしが言っている言葉は、
完ペキに本気。



そもそもあたし達は、
アラームが鳴ったから、
今こうして起きてるんだ。



ということは、もうあたし
達の起きるべき時間は来て
いて、もたもたしていると
遅刻。と、そーゆーこと。


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